①口呼吸のデメリット
- 呼吸が浅く酸素を取り込みにくい
- 細菌やウイルスに感染しやすい
- 口腔内の乾燥により口臭歯周疾患・虫歯になりやすい
- 舌の位置が悪くなり、いびき・睡眠時無呼吸症候群のリスクが上がる
- 顎の骨の発育不全を起こす
- 歯並びが悪くなる
- 姿勢が悪くなる
- 集中力の低下
口呼吸について
Medical
お口ポカン・口呼吸は大人になったら自然に治るものではありません!
幼い頃にきちんと治しておかないと、成長すればする程、口呼吸が定着して治りづらくなります。
早期発見と早期治療が大切です。
そして口呼吸は、虫歯・歯周病・悪い歯並び・口臭・免疫力の低下・姿勢が悪くなるなど、お子様の体にとって、まさに万病の源と言えることがわかってきています。
当院ではお子様のお口ポカン(口呼吸・口唇閉鎖不全)の原因をしっかり考えて丁寧に治療します。
お口が開いていると、上唇の筋肉が緩みます。
上唇から押される力が弱まり、上顎の歯が出っ歯になりやすくなります。
また、口呼吸のお子様は、唇を閉じる筋力が足りないため、唇の周りの筋肉(口輪筋)が緩みます。代わりに(代償的)にほっぺの筋肉(頬筋)が緊張し、舌の位置が通常と違い低位舌になります。
この三つの不均衡な関係性により、悪い歯並びとなってしまいます。
したがって、唇の筋力を強めて→頬の筋肉の緊張を解いて→舌の位置を改善すれば、悪い歯並びは予防・治療できます。
治療を始める前に、「口唇閉鎖力」を検査します。
「リップルくん」という装置を使用して診断します。飴玉の様なものを加えてもらって引っ張るだけで、検査は数分で終わります。デジタルで数値を表示し、お子様の口呼吸の程度を見える化し、評価します。痛みもなく安心です。
評価したのち、家庭でのトレーニングのみで改善可能なのか、マウスピース装置も必要なのか判断します。
いわゆる「お口ポカン」の診断と指導管理(リハビリテーション)です。
一時的な鼻詰まりや鼻の病気が原因と考えられる場合は、耳鼻科や小児科の協力も必要なので慎重な判断が必要です。
(*出典:SHOFUりっぷるくんパンフレット)